酒場遺産
ディープジャパン。今や都市開発の中で消えようとしている古くから続く酒場。日本の生活文化が凝縮されている酒場を「酒場遺産」と名づけた。これから十年後、ここで紹介する酒場のうちいくつが残っているだろうか。
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亀島 (三ノ輪一丁目泡盛小酒場)
★ディープ度*****、食と酒****
地下鉄日比谷線三ノ輪駅のから明治通沿いに浅草方面に五分ほど歩くと、右手に「清酒大関 亀島」と書かれた看板が控えめに立つ。三ノ輪一丁目二四。紺色の暖簾をくぐり年季の入った硝子戸を開けると、台形のコの字型カウンターと、座布団が縫いつけられた座り心地の良さそうな椅子がカウンターの周りに並ぶ。道が交差した台形の敷地と建物に合わせたカウンターが、酒場の小宇宙を創っている。正面には琉球泡盛の由来と書かれた古い説明書が掛けられている。この店をひとりで切り盛りしている店主の老婆と店の空間がひとつの無駄もなく一体化している。小さくとも品格のある酒場だ。ちなみに女子禁制である。
酒は泡盛40度370円、25度320円。大関・菊正宗共に正一合350円。麦酒大瓶480円、小瓶350円、黒麦酒350円。酎ハイ300円、黒糖焼酎270円。久米仙は逸品。二つ並んだ煤けた甕から柄杓で沖縄徳利に移し、分厚い小さなグラスに注ぐ。泡盛は飲み過ぎると「腰が抜ける」と、ひとり三杯まで。つまみは店主の手料理で、里芋の煮付け、湯豆腐など。どれも旨く、また安い。懐かしい黄金色のアルマイト製の道具が使かわれていた。
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body> このごろ酒場や居酒屋の本が充実してきました。私は太田和彦氏、吉田類氏、大川渉氏の本を愛読しています。中でも大川渉氏らの著した「下町酒場巡礼」は名著。紹介されている酒場の幾つかはこの10年間に姿を消しました。 https://www.fis.jfma.or.jp/fis/front/htm/research/scm10/image/scm10_2003wwp_dallas_illust.pdf